それぞれ離婚の理由はありますが、特に離婚の理由で多いと言われているのが、「性格の不一致」です。性格の不一致は便利な言葉で、実際は単純に性格が合わないだけでは裁判における離婚理由とは認められません。実際は離婚の理由が不貞行為、肉体的・精神的暴力やセックスレスなどであったとしても、対外的な印象を気にして「性格の不一致」とする夫婦が多いようです。
不貞行為(浮気・不倫)
浮気や不倫は「生活の不一致」に続いて多い離婚理由です。不貞行為とは配偶者以外の者と男女間の性的関係を持つことを意味します。不倫をした側は有責配偶者(離婚の原因を作った側)となり、通常相手方に慰謝料を支払わなければなりません。実際には財産分与の際に減額などをすることになります。また、配偶者と不貞行為をした、その浮気相手にも慰謝料を請求できます。
不貞行為は証拠を使って立証し、戦略を立てて主張していく必要があります。妻に不貞行為があるという確信はありますか?また、不貞行為をしている証拠はありますか?あなたの離婚の意思が固いのであれば、不貞行為の証拠を突きつけることで、妻の反論を防ぐことができます。あなたは確実に有利な条件で主張を行っていくことができるでしょう。
また、反対にあなたが不貞行為を行った側であれば、法的責任を逃れることは難しくなります。妻が抑えた証拠次第ではなお厳しい立場に立たされるかもしれません。その上で、あなたの権利を法的に主張していくことになります。私たちはあなたが、その問題を責任を持って解決し、人生をやり直していただくことを願い、全力を尽くしてサポートすることを約束します。
精神的暴力・肉体的暴力(DV)
女性の社会進出が進んだこともあり、おとなしい男性が増えたと感じるのは私だけではないでしょう。昔であればDVといえば、夫が妻に暴力をふるうという構図が一般的でしたが、今はどうでしょうか。実際には「逆DV」や「逆モラハラ」という言葉に見られるように、男性が女性側から精神的、肉体的暴力を受ける問題点も表面化しています。実際に警察庁のデータでは2014年までの4年間で、男性のDV被害件数は796件から5971件の約7.5倍へと急増しているのです。
妻の憂さ晴らしや、精神疾患など原因は様々ですが、逆DVの苦しみをあなたが抱え込む必要はありません。あなたのためにも妻のためにも、子供がいる方は子供のためにも問題を放置して後悔することのないようまずはあなたがアクションをおこしてください。ドメスティックの名の通り、DVの加害者は問題が家庭外に表出化することを嫌う傾向にあります。決してDVの加害者と直接対峙してはいけません。あなたの主張を的確に行える第三者に相談することをおすすめします。これ以上の被害を避けるためにも、戦略は水面下で慎重に固めていきましょう。私たちが全力であなたをサポートします。