埼玉県の離婚弁護士 レンジャー五領田法律事務所

Ranger’s Eye①〜田中圭と永野芽郁の不倫騒動

今春、田中圭(40歳)と永野芽郁(25歳)の不倫騒動が巷を賑わせた。どうして「合う」とか「合わない」とかいった揮発性の高い生々しさでたっぷりと味付けされたラインの遣り取りが文藝春秋社に渡ったのかが問題となっているが、レンジャーは永野芽郁の性処理をする人物がいないという留保付きで田中圭の一つ年上の妻さくらが情報発信源であるとの考察に至った。とはいえ、通常スマホにはロックが掛かっており、これを突破しないとライン情報には辿り付かない。ロック解除のパスコードはアイフォンであれば6桁になる。その組み合わせは100万通りで、どんなに優秀なハッカーでも突破不可能と言われている。ただ、このパスコードを軽々と突破できる人物がこの世にはいて、その人物は二人しかいない。その二人とは情報発信源である糟糠の妻さくらではなく、田中圭の中学生と小学生の娘である。古来より娘は可愛いと言われるが、それは父親が娘を愛するからというのは少し違う。愛情は双方向性が必要となるが、愛情発信者としての娘が父親を愛するから父親は娘を可愛いと思うのである。これは実は母性愛にも共通する構造である。他方で、娘という種族は「ウォーリー探せ!」の父親版の天才である。どんな雑踏の最中でも的確に父親を探すことが出来る。この点にかけて彼女らはほぼ超能力者であり、その観察眼にかけても妻譲りであるが、その妻をも圧倒的に凌駕する。そうなれば、父親がいつも肌身離さずいじっているスマホのロックなどとうの昔に形状記憶しているから突破はお茶の子さいさいである。なぜなら一日10回家でスマホを触るのであれば、パスコードは10回入力することになり都度娘たちはパスコードの系列を観察することが可能である。露と知らず漫然とソファに寝転ぶ警戒心のない父親のスマホロックを突破することはそれこそ朝飯前の任務である。もちろん命令下達者は娘たちの母であるのはいうまでもない。

今月私は、悪妻に唆されて王様を殺す夫の末路を描いた「マクベス」を観にさいたま芸術劇場に、偽名で市長になった義父に命を助けられる若い夫の姿を義父の視点から描いた不朽の名作「レ・ミゼラブル」を観に高崎芸術劇場に向かった。その狭間において、先妻の幽霊が出現する男をコメディータッチに描いた舞台「陽気な幽霊」を観に、東京家裁から日比谷公園を抜けてゴールドジム東京に向かう途中にあるシアタークリエに向かう予定を設けていた。主役は渦中の田中圭である。しかしながら、田中圭の人気はこの騒動下でも不動のようで、残念ながらチケットは入手出来なかった。いうまでもないことだが、純粋に男女関係の機微を研究するためにわざわざ劇場に足を運んでいる。だから「マクベス」の序盤で懊悩する藤原竜也が土屋太鳳の股間に頭を埋めて号泣するシーンに不必要に色めき立つこともなかったし、「レ・ミゼラブル」でファンテーヌ役の生田絵梨花が「夢破れて」を歌った後に即死し、開始早々にスター不在になったことに何らの動揺を見せることもなかった。舞台「陽気な幽霊」を見ようとした動機にしても多分に漏れず、渦中の田中圭に男女関係の機微、具体的にいうと田中圭が妻さくらを抱いているかどうかを探りに行くことにあった。そんなのどうでもいいから、早く田中圭と永野芽郁がどのようなセックスをしたのかを想像してくれと皆様は言うかもしれない。が、それが専門家とそれ以外の方の違いである。永野芽郁とのセックスに興味がないと言ったら嘘になるが、それよりも田中圭が糟糠の妻を今なお抱いているか、それとも既に娘たちの母として見ているかに強烈な興味を抱いていたのだった。どちらなのかは、残念にも舞台に立つ田中圭を観ることができなかった私が知る由はない。