結婚して11年になります。勤務先の会社で役職を与えられた頃から妻は月に一回「合宿」と称し、月末に家を開けるようになりました。私は民間勤めをしたことがないので分からなかったのですが、大手生保を定年退職した父親にそれとなく聞いたところ、合宿なんて新入社員の時だけだったと言います。しかし妻はいわゆる淡白な女性で、男性の影があるとは思えません。そんな折、家に帰ると妻がソファに座っていて「電気も点けないで、どうしたんだ?」と聞くと、思い詰めた面持ちで「これ以上やって行く自信がないから離婚して欲しい。」と言いました。私は狼狽しましたが、あくまで平常心を保ち何事もなかったように振る舞いました。そういえば、いつだったか妻から突然「今晩セックスししない?」と誘われたことがありました。3年ぶりでしたが、妻のヴァギナは別人のそれでした。とはいえ妻ももうすぐ40ですし、その時は加齢によるものだろうと納得したのです。妻は高校時代に生徒会長も務めた真面目な女性です。不貞なんて考えられません。でも、何とか平常心を保とうとする私に「真剣に考えて。」と妻は毎晩のように離婚届に判を押させようとします。私はこのまま離婚届に判を押さなければならないのでしょうか?
相談者:42歳・公務員
妻:39歳・会社員
結婚歴:11年、子供なし
一つお前に聞きたいことがある。それはお前が包茎か包茎じゃないかということだ。包茎じゃなかったら素直に離婚届に判を押せ。反対にもしお前が包茎だったら今すぐに包茎手術をしろ。オレも正直に告白するが、包茎だった。確かに包茎でもセックスに支障はない。むしろ包茎の時の方がバンバン女とやっていた。じゃあどうして手術したのかって?それはオレがもうダメだと思ったからだ。諦める前にやるべきことをやってやる。その決意を身体に刻みつけたかった。手術自体は1時間もあれば終わる。問題は手術した後だ。毎朝象に踏みつけられたんじゃないかと思うような激痛が股間に走る。息を吹きかけて何とか収めようとするんだが益々勃っちゃってもうどうしようもない。結果から言ってオレは諦めず、お前らにこうやって講釈を垂れている。それもこれもあの地獄に耐えたからだと思っている。冗談に聞こえるかもしれないが、オレは思いの外真剣だ。また話を聞かせてくれ、友よ。たまには酒でも飲みに行こう。いい酒が飲めたら、自慢の古傷を拝ませてやるよ。
大切なことはまず現実をしっかり把握することです。その上で奥様が不貞をしていたのであれば、一刻も早くそれを除去することです。不貞相手は不法行為者であり、貴方はその不貞相手に正当な請求権を有しています(民法709条)。結婚生活を続けるためには決して綺麗事だけでは済まされないことがあります。貴方は法律に守られているのですから正々堂々と闘いましょう。そうはいっても、決闘を挑むのはお勧め致しません。貴方の代わりに闘ってくれる弁護士を見つけることが賢明です。