埼玉県の離婚弁護士 レンジャー五領田法律事務所

【男の離婚相談】美しい妻は不感症でした。今の性活にはもう耐えられません。

自分で言うのもなんですが、私は学生時代かなりのプレイボーイでした。大学に入ったら遊ぼうと確信犯的に高校では誰とも付き合わず、ただ勉強だけしてたんです。そうして猛勉強の末、銘柄大学にも合格しました。でも、確信犯的にユルい女が集まると蛍雪時代の2ちゃんねるで噂されていたある大学の心理学科に入りました。実際には噂以上で、女だらけの学科で大体月1のペースで女を喰っていたように思います。語弊を恐れずに言えば、「そのまま勝手にAV発売!」シリーズのケンちゃんを地でイク感じでした。大手ハウスメーカーに営業職で就職してからは一転して女遊びは辞めました。普通の女を抱くことに飽きたからです。会社で一番イイ女と結婚するという野望を抱き、その野望を実現するため、虎視眈々とその時を狙い仕事に没頭しました。ただ、季節に一回位は新規でセックスをすることにしていました。でもそれは、伝家の宝刀「さっき君が飲んだお酒に媚薬を入れちゃった。ゴメン!」の切れ味を確かめるためで、女遊びのクセが抜けきれなかったというような訳ではありません。そして、入社5年目の春にその時の時が来たんです。小林麻央のミニチュア版みたいな女性が入社して来て、私は一目見てその女性を終の住処にしようと決めました。18から磨いて来た話術を総動員して何とかデートに漕ぎ着けましたが、伝家の宝刀は抜きませんでした。彼女にその経験がないと分かったからです。その後は順調に中学生のような交際を重ね、それは私にとってとても新鮮なものでした。しかし、その幸福は意外な結末を迎えます。結婚式を終えたハネムーンの夜に露呈したんです。彼女は不感症でした。現在結婚三年目で子供もいます。でも、もう限界です。会社の人からは嫉妬の的であるがゆえに、結婚生活は地獄です。不感症の妻とのセックスが私に与える徒労感は筆舌に尽くしがたいものがあります。心理学科の同級生は軒並みエロくてみんなすぐイってたのに、運命の女性はイかなくてしかも不感症なんて皮肉にも程があります。小林麻央が癌だったというニュースが流れたとき、不謹慎ですが妻も癌だったらいいのにと思ってしまいました。私は罪人です。それを承知で相談します。妻とはもう別れたいです。どうすればいいでしょうか?

相談者:営業職会社員(29歳)
妻:主婦(25歳)
子供:娘(2歳)


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オレも自称不感症だって言う女を抱いたことがある。初めはうんともすんとも言わなかった。しかも、オレの脇が臭いとヌかしやがったんだ。オレは確かに腋臭だが、それを面と向かって言われたのは初めてだった。そのあと、オレがどうしたか知ってるか?教えてやる。そいつの髪をひっつかんでオレの脇に押し当てた。「ヤメて、臭い臭い!」と女は酷くもがいたよ。だが同時に、凄くいい表情をしていた。オレはそれをみて昂まっちまった。だからもう一度突っ込んだ訳なんだが、その女は臭い臭いと言いながらイったんだよ。オレもびっくりしたが、その女はもっとびっくりしていた。その後は言わずもがなだが、その女はオレの脇を嗅いで初めて感じるようになったんだ。オイオイ、勘違いするなよ。何もオレはお前の妻に脇の臭いを嗅がせろと言っている訳じゃない。不感症だって、決め付けているお前の態度に問題があると言ってるんだ。女の性にも当然歴史ってのがある。それに一花咲かせてやるのが誰でもない夫であるお前の役目じゃないのか?また手紙をくれ。吉報を待ってるぜ。


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性交不能は離婚原因の一つとされていますが、このことが離婚原因となった判例は驚くべきことに平成では少なく、寧ろ昭和の古い判例に多いです。セックスがあまりにプライベートなものであるために裁判での立証は非常に困難であることは今も昔も変わりませんが、核家族化で家制度が崩壊したこともセックスのプライベート化に拍車を掛けているように思われます。諸説あるでしょうが、欧米の離婚率が高いのは夫婦間でのセックスライフを重く考えているためという見解があります。他方で日本は不貞をした者に社会的な制裁を施す文化は日増しに醸成されているのに、裁判で夫婦間のセックスを語るのは日増しに不謹慎となっているという状況にあります。相談者の妻の場合、性的不能であるとは到底言えませんから性格の不一致同様に離婚事由は認められません。逆に、相談者が昔取った杵柄で会社の同僚に手をつければ、嫉妬が逆流して激しい弾劾が待ち受けているのは火を見るより明らかなことでもありますし、そのこと自体が列記とした離婚事由となります。結論としては、調停を含めた裁判外での交渉で離婚するか、有責配偶者にならないように別居期間を稼いで離婚する他に道はないでしょう。詳しくはお近くの弁護士にご相談下さい。