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代表弁護士が筑波山の単独登頂に成功しました

去る令和2年6月23日の午後4時35分、代表弁護士が筑波山の単独無酸素無補給非携帯による登頂に成功しました。以下、喜びの声になります。

「次の朝、目を覚ますとたくさんの人からお祝いメールが届いていました。この場を借りてお礼を述べさせて頂きます。下妻支部での裁判を終え、午後3時過ぎから男体山ルートで入山しました。既に下山する者すら途絶える時間帯ですが、この時間帯の登山はとても素晴らしいものです。そこはかとない恐怖が感ぜられるからです。つまり、もしかして午後5時最終のロープウェイに乗れないのではないかという決して深刻ではないですが、事実として今ここにある恐怖を確かに、かつ継続的に感ぜられるということにその素晴らしさがあります。男体山ルートは女体山ルートと異なり時折ロープウェイと近接するルートなので20分に1回汽笛とともに滑車が犇く音が聞こえます。その音を聞くたび私は記念すべき「網走番外地」の第1回でトロッコに乗って手錠を掛けられたまま逃走する高倉健に自らを重ね合わせます。これはとても繊細な作業です。そしてその日は中腹を過ぎた辺りで漸く全身に汗の湿りを確認することが出来ました。少し遅れて森の中を疾走する全裸の男の幻影を見たかのような爽快感が私に訪れます。恍惚の瞬間です。途中で共に75歳は優に超えている老夫婦とすれ違いました。彼らはおそらく大分歳を重ねた後に出会っています。ただ予想に反し、若くして結婚して今この山を二人で下っているのだとするならば、夫婦そのものに対する私のイメージは全く違ったものになるだろう。そんなことに想いを馳せていると入山から1時間が経っていました。1時間強のクライミングも丸太で舗装された道が始まると突如として終わりを迎えます。男体山と女体山が交わる広場に出ると広大な関東平野の一望が臨めるのですが、万葉集によるとその広場で人々は嬥歌(かがい)を愉しんだそうです。嬥歌とは男女が集まって歌舞や飲食をすること言いますが、どうやらそれだけではなかったようで少し引用すると「人妻に吾も交はらむわが妻に人も言問へこの山を領く神の昔より禁めぬわざぞ」現代語訳は割愛しますが、かつて我々の祖先は各々この山を現代の倫理観では信じられないエロティクなモチベーションを抱いて登っていたということです。現代と古代について功利主義的な観点から言えば、どちらが娯楽のある時代であるかの問いに答えるのはかなり難しいと感じます。焚き火を眺めるのとは異なり、神に許された悦楽をこれから愉しもうとする彼らと時間軸を超えた集合的無意識を共有することは少なくとも今の私にとっては不可能なわざです。すれ違った老夫婦に対する私のイメイジも微動だにせず…。だからという訳ではないですが前者はさて置き、全裸で森を疾走する男の幻影を見ながら恍惚することぐらいは許されていいのではないでしょうか。以上を単独登頂成功の喜びの言葉に代えます。」