【男の離婚相談】妻のヴァギナが大きくなってました。

結婚して11年になります。勤務先の会社で役職を与えられた頃から妻は月に一回「合宿」と称し、月末に家を開けるようになりました。私は民間勤めをしたことがないので分からなかったのですが、大手生保を定年退職した父親にそれとなく聞いたところ、合宿なんて新入社員の時だけだったと言います。しかし妻はいわゆる淡白な女性で、男性の影があるとは思えません。そんな折、家に帰ると妻がソファに座っていて「電気も点けないで、どうしたんだ?」と聞くと、思い詰めた面持ちで「これ以上やって行く自信がないから離婚して欲しい。」と言いました。私は狼狽しましたが、あくまで平常心を保ち何事もなかったように振る舞いました。そういえば、いつだったか妻から突然「今晩セックスししない?」と誘われたことがありました。3年ぶりでしたが、妻のヴァギナは別人のそれでした。とはいえ妻ももうすぐ40ですし、その時は加齢によるものだろうと納得したのです。妻は高校時代に生徒会長も務めた真面目な女性です。不貞なんて考えられません。でも、何とか平常心を保とうとする私に「真剣に考えて。」と妻は毎晩のように離婚届に判を押させようとします。私はこのまま離婚届に判を押さなければならないのでしょうか?

相談者:42歳・公務員
妻:39歳・会社員
結婚歴:11年、子供なし


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一つお前に聞きたいことがある。それはお前が包茎包茎じゃないかということだ。包茎じゃなかったら素直に離婚届に判を押せ。反対にもしお前が包茎だったら今すぐに包茎手術をしろ。オレも正直に告白するが、包茎だった。確かに包茎でもセックスに支障はない。むしろ包茎の時の方がバンバン女とやっていた。じゃあどうして手術したのかって?それはオレがもうダメだと思ったからだ。諦める前にやるべきことをやってやる。その決意を身体に刻みつけたかった。手術自体は1時間もあれば終わる。問題は手術した後だ。毎朝象に踏みつけられたんじゃないかと思うような激痛が股間に走る。息を吹きかけて何とか収めようとするんだが益々勃っちゃってもうどうしようもない。結果から言ってオレは諦めず、お前らにこうやって講釈を垂れている。それもこれもあの地獄に耐えたからだと思っている。冗談に聞こえるかもしれないが、オレは思いの外真剣だ。また話を聞かせてくれ、友よ。たまには酒でも飲みに行こう。いい酒が飲めたら、自慢の古傷を拝ませてやるよ。


大切なことはまず現実をしっかり把握することです。その上で奥様が不貞をしていたのであれば、一刻も早くそれを除去することです。不貞相手は不法行為者であり、貴方はその不貞相手に正当な請求権を有しています(民法709条)。結婚生活を続けるためには決して綺麗事だけでは済まされないことがあります。貴方は法律に守られているのですから正々堂々と闘いましょう。そうはいっても、決闘を挑むのはお勧め致しません。貴方の代わりに闘ってくれる弁護士を見つけることが賢明です。

【男の離婚相談】夢のマイホームが外れない結婚指輪になってしまいました。

思えば住宅ローンを返済するのに捧げたような30代でした。営業の横繋がりで貰ったグレーのペイバックをせっせと繰上げ返済に充て、もうじき住宅ローンが完済になる40歳の誕生日直前、妻から別居を切り出されたのです。だったら家を売って離婚しようと言うと、一夜だけベットを共にした女の子と私がホテルに入る写真が食卓の上に舞い落ちました。私は嵌められたのです。広瀬すずのような女の子が私の目の前に現れないことは重々承知しています。でも、それが広瀬アリスだったらどうなんだろうか…と考えたことが運の尽きでした。私はおそらく妻に金で雇われた広瀬アリス似の女の子と一緒にホテルに入り、有責配偶者の烙印を押されてしまったのです。その写真には私と今ではただのフィリピン人にしか見えない女性がホテルに入るところがバッチリと写っていました。別居後、妻にはチンピラのような弁護士が付き、私はいわゆるコンピ地獄に陥りました。もう娘ともしばらく会っていません。家に近づくと、どこからともなく携帯に妻の弁護士から「保護命令を申し立てるぞ。」と電話が掛かって来ます。もちろん、最初の方は「誰が買った家だと思っているんだ。」と怒鳴りもしましたが、その妻の雇った弁護士が「その家は共有だぞ!」と怒鳴り返すので今はただただ動悸がするだけです。あの弁護士を殴ったらこの動悸も少しは治まるとも思いますが、警察に捕まって会社はクビになるでしょう。この先、私はどうすればいいのでしょうか?離婚はすぐには出来ないとしても、せめて私が30代を犠牲にしたあの家くらいは何とかしたいんです。共有なんですから、私にも権利があるはずです。私はその権利を行使したいです。方法を教えて下さい。宜しくお願い致します。

相談者:会社員(41歳)、妻:専業主婦(35歳)、娘:中学生(15歳)


最近めっきりケンカを見なくなった。まぁ、暴力を管理する社会が暴力を否定するのは当然。暴力追放キャンペーンも結構なことだが、それで世の中が果たしてよくなっただろうか?

ところで、アメリカでは当事者が出てこないでケンカをするチャンピオンファイトというのがある。日記を読み返す限りオレはアメリカにいる間に40回もチャンピオンファイトをしている。初めてチャンピオンファイトをやつたのは大学一年のときだ。奨学金が打ち切られてしまうと断ったが、その心配は全くないという。場所に指定された野球場のグラウンドに行くとその理由がすぐに分かった。ダッグアウトに学長が娘を連れて見に来ていたからだ。相手はサミーという190センチで200ポンドの重量挙げ選手。そいつがクラウンチングスタイルで飛びついて来たところを鼻の下目掛けて蹴りをぶち込んでやった。そして仰向けに倒れたところにすぐさまヒールを叩き込んだ。サミーは前歯が折れて口からビューと血を流し、それでお終いだった。1分も掛からなかった。その後、サミーとは街のバーでバッタリ会って仲直りをした。彼は海兵隊に入ってイラクに行き、それ以来音信は途絶えた。生きているのか死んだのか、今でも心のどこかに引っ掛かっている。だが、勝ったのはオレだ。それは紛れも無い事実で、負けたらお終いなのだ。前にも言ったかもしれないが「おまえ、負けたけどよくやった」なんてのは馴れ合い社会の日本だけで通用する価値観で、海の外では「負け犬は負け犬」でしかない。

闘争心をも暴力として全否定してしまいかねない超過保護社会でサバイバル精神をなくし、新旧両方のスカートの下で「いい子ごっこ」を繰り返している野郎に敢えてオレはいう。男として生きるならば向かっていくしかない。向かっていけば、ケンカもしなければならない。やるんだったら勝て。そういうことなのだ。


共有者が夫婦である場合も共有物分割請求は可能です(民法258条)。また、夫婦であるという理由により共有物分割を妨げる理由がないことが、平成20年の判例法理により明らかになっています。

一般に言う財産分与は総合的な精算ですが、共有物分割は対象の財産だけを対象とします。つまり、離婚する前にボトルネックとなっている住宅に関する軛を解除した後に、改めて離婚の協議をすることが出来るということです。権利濫用として共有物分割請求が否定される場合もありますが、離婚手続きに入る前に共有物分割請求をした方がベターと思われる場合があります。具体的には、①どちらかが離婚を拒絶している。②どちらかが有責配偶者であるか、親権争いが継続している。③共有不動産を誰も使用しておらず、住宅ローンの負担がある。④どちらかが共有不動産の売却そのものを拒絶している等の場合は財産分与に先行して共有物分割の手続きを採ることが好ましいでしょう。

もっとも、共有物分割請求は弁護士でさえ経験しているものが少ない手続きです。ご自身で行うにはかなり負担が大きいものと予想されます。よって、ここはチャンピオンファイトではないですが、まずお近くの弁護士に依頼することをお勧め致します。

【男の離婚相談】妻がアダルトビデオに出演していました。もう、消えたい…です。

今年の忘年会のことです。2次会でたまたま入った店がハイボールに角の継ぎ足しをしてくれる店で、みんな10時を廻っていない段階でベロンベロンになってしまいました。気付くと目の前で普段あまり仕事をしない後輩が入社したばかりの女子社員にセクハラまがいのことをし始めていました。酒に酔って指導するのはよくないとは思いつつも、主任という立場で軽く注意したところその後輩からまさかの逆切れが。後輩は私に「今日はBRKすなわち無礼講のはずじゃなかったんすか?」と言って来たのです。私は大学時代に体育会空手部の副主将を務めており、こう言った上下関係が分からない奴が許せません。暴力こそは振るわなかったものの正座をさせ3分だけと決めて説教を始めました。そして3分経ったため解放してやろうと「分かったな。」と窘めると、「主任、ひと言だけいいっすか?」とその後輩が言ったんです。途端に今まで隅の方で静かに飲んでいた質感が佐藤浩市似の課長が「それはやめろ!」と怒鳴りました。いいから言ってみろというしかない状況で私は後輩から衝撃の一言を聞いたんです。それは「主任の奥さんって、AV出てましたよね?」というものでした。永遠とも思える静寂の中で課長が後輩を殴り付ける音と「ここは俺が持つから早く帰れと!」いう課長の声だけが聞こえました。即座にネットで調べようとアイフォンを取り出そうとした私の肩を課長が掴んで「それは絶対にやらないって、今ここで俺に約束してくれ。頼む。」と言いました。私は課長の佐藤浩市が映画終盤で見せる涙を堪えながらの上目遣いさながらの迫真に迫る表情を見て全てを悟りました。結婚式にも出席してくれた課長が少しだけ教えてくれたことによれば、妻は素人妻の面接モノに出演し、おそらくそれ以外の出演はなく、課長も一度だけお世話になったことがあるとのことでした。ここ3日は実家にいます。母は「何かあったのかい?」と言って来ます。その何かを察した妻が頻繁に生まれたばかりの娘の写真をラインして来ますが、正直「もう消えたい」です。私はどうしたらいいのでしょうか?

相談者:28歳・大手広告代理店勤務
家族:妻26歳(専業主婦)・長女3ヶ月


ここでオレは古いようだが、プライドという言葉を出してみたい。おそらくプライドが問われている。飢餓は過去に葬り去られ、戦火はまだ遠く、冒険の機会が失われ続けていく時、プライドは自然消滅へ向かおうとする。プライドにしても幻想であることには変わりがない。例えば、制服を着ているが本当に現役だか分からない女子高生と3万円ほど出してその辺の喫茶店でお話をするだけの悲しいオジさんは、決してカスのようなロマンを求めているわけではなく、下水のあぶくのように危うくなってしまったプライドをなんとか繋ぎとめようとしている。プライドを得る場所が減っていき、失う場所だけが増えていく。だが、プライドだけが物語を作る。絶望した時に消え去りたいという誘惑から救ってくれるのは、母親でも友人でもなく、ましてや抗精神薬でもない。プライドである。プライドを保とうとした自分の思い出だけが、頼りになる。


まず、奥様のAV出演が「不貞行為」に該当するかどうかですが、「不貞行為」とはすなわち配偶者以外の異性と性交することを言うため、奥様が出演したAVで本番行為をしたかどうかが問題となって来ます。しかし、売春防止法は本番行為を禁止しており、類に漏れずAVでも本番行為はしてはならないことになっています。そのため、AV製作者は映像にモザイクを掛け、本番行為をしていないという建前を守っているのです。仮に奥様が出演したAVで本番行為をしていれば、かかる行為が「不貞行為」に該当するのみならず、法を破ってAVに出演させた訳ですから制作会社に不法行為に基づく慰謝料請求することができます。他方で、本番行為をしていなかった場合は「不貞行為」には該当しないものの生活費に困窮していた等の特段の事情のない限り、いわゆる5号事由として「婚姻を継続しがたい重大な事由」があると認定されるでしょう。また、無理矢理AVに出演させられた等の事情があれば、本番行為があった場合と同じく制作会社に不法行為に基づく慰謝料請求をすることができます。なお、奥様が本番行為をしていた場合でも奥様が売春防止法で処罰されることはありません。売春防止法は、売春をした者を守ることを立法趣旨としています。処罰される可能性があるのは、法を犯した制作会社であり、奥様ではないのでその点はご安心下さい。

【男の離婚相談】自分の部下が妻を誘惑して来るんです。どうしたらいいですか?

会社の後輩と妻の関係のことで悩んでいます。後輩は昨年入社し、同じ部署に配属されました。所属の部署は営業です。主任の自分が直属の上司として、営業のイロハを教え込みました。アポの取り方はもちろん、スーツの仕立てから靴の磨き方まで自分が教え込みました。今あいつが履いている靴は殆ど自分と選びに行った時に買ったものです。最初の靴を買いに行ったときのことですが、あいつ、待ち合わせ場所にナイキのスニーカーで来やがったんです。ちょっと靴を脱いで見せてみろと言って自分はそのナイキをゴミ箱に放り込んでやりました。「ある一定の年齢になったらナイキのスニーカーなんて履くな。」って叱ったら、涙目で「はい!」って裸足で直立不動になってました。その姿が今でも目に浮かびます。それなのに、あいつと来たら自分の嫁を確実に誘惑しているんです。月末には必ずと言っていいほど妻の手料理を食べに来て、妻に色目を使います。自分はその間に何かするんじゃないかと手洗いにも立てず、ただただ胸が張り裂けそうな気持ちでいます。自分はどうしたらいいんでしょうか?

相談者:営業職(29歳)

妻:主婦(30歳)


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男の欲望、願望、そこには物語があり、この物語は言うまでもなく幻想である。ここでいう幻想とは何か?それは単なる生物学的な本能に形を与えるものだ。ただ、その幻想は恐ろしくパターン化されており、上司の妻を犯すなんて幻想はおよそ古代からあったと言っても過言ではない(いや、それは言い過ぎかも知れない)。牛やヤギもやっている単なる性交に幻想を感じたがるのは決まって男の方だ。男は様々な幻想を食べながら生きている。美味しい幻想があれば元気になるし、それが不味ければゲンナリする。単純だ。出来れば元気でいたいと思うのはみんなそうだけど、その幻想ですら見ることが許されない時がもしかしてやって来るかも知れない。その瞬間、男は本当にダメになり、人類は終末を迎える…ハズだと思います。


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相談者の推測が正しければ、相談者は部下に民法上の損害賠償請求権を有していますから、それを根拠に警告文等で通告することが出来ます。ここからは法的な話にはならないと思いますが、相談者はその部下に恋愛感情を抱いているのではないでしょうか?その恋愛感情が転移して、自分の妻を誘惑しているのではないかという疑惑が生まれているように感じます。このような感情の転移は人間関係ではよくある話ですが、不思議と自分では気付かないものです。とはいえ友人や家族に相談出来ないのはご自分が一番分かっているのです。一人で悩まず、守秘義務のある専門家にご相談することをお勧め致します。

【男の離婚相談】猟奇的な彼女と結婚しましたが、僕はある日マゾじゃなくなりました

妻は容姿端麗なB型女で、所謂「猟奇的な彼女」です。他方で、僕は所謂マゾで身長も妻より低いです。自他共に認めるサゾマゾのベストカップルとサークル内でも言われ、そのままゴールイン。今結婚7年目です。ただ昨年、会社の有給消化で1週間家にいた時たまたまやっていたテレ東の午後のロードショー「チャールズブロンソン特集」でブロンソンにどハマりし、憑き物が取れたようにマゾじゃなくなってしまったんです。サークル内で女優の名をほしいままにした妻の美貌も劣化し、正気を取り戻した僕の目にはただのワガママ女にしか映らなくなったしまいました。ある夜、叩き起こされて入浴剤を買いに行かされた挙句に「言ったやつと違うよね?」と罵られた時に僕は初めて妻に反抗しました。「入浴剤なんて何でもいいだろっ!」って言ったんです。でも次の日冷静になるとどんな目に遭わされるか怖くなってしまい、それからそのまま実家に帰って今日で4ヶ月になります。妻からはラインで「来月から小遣い1万ね。」「振込先替えても給料差押えするからムリだよ。」と言われています。男として妻に反抗できたのは嬉しいですが、今ではただのATMです。実家で洗濯のお手伝いをして母から毎月2万円を貰い、妻からの送金1万と3万で生活しています。これから僕はどうなるのでしょうか?

相談者:会社員(29歳)
妻:会社員(30歳)


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北風と太陽がある賭けをした。それは通りの向こうからやってくる女の服をどちらが脱がすことができるかというものだった。北風は上着を飛ばそうと力一杯吹いたが、スカートが捲れることを嫌った女はしゃがみ込んでしまい服を脱がせることは出来なかった。それを見た太陽は勝利を確信しながらガンガンに照らした。女は汗ばんだものの、自律神経がイカれてたため服を脱ぐには至らなかった。北風と太陽が二人で顔を見合わせているところに、千鳥足のサラリーマンが歩いて来た。ベロベロに酔っ払っていたサラリーマンは徐ろに財布を取り出し、有り金を女の胸元に捻じり込んだ。女はパンツまで脱いだそうだ。

どうだ、この話を面白いと感じることは出来たか?幼い頃に聞いた子守唄のように、ふと思い出しては口遊む。そんな小話を一つでもポケットに入れておけば、男の人生は遥かにエキサイティングになる。


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相談者の場合、現在別居状態にありますから双方の居住地で経済的自立をする必要があります。相談者が離婚を選択なさるかどうかはまだ分かりませんが、男性側の離婚は給与の振込先を変えることから全てが始まります。その上で、婚姻費用(コンピ)の分担請求を相手方からして貰うのが通常の流れです。数多の紛争の歴史から平成8年以降は算定表に基づく解決が図られており、画一的な判断が施されます。なお、婚姻費用発生の基準時は婚姻費用分担請求調停の申立日となるのが裁判所実務です。その理由は「申立てをしてなかったんだから必要がなかったということでしょ?」というものです。そのため、夫婦間調整調停(フウチョウ)のみを申立てている場合は、まだ婚姻費用は発生していないということになります。育メンを専業にしている方はご注意下さい。

【男の離婚相談】美しい妻は不感症でした。今の性活にはもう耐えられません。

自分で言うのもなんですが、私は学生時代かなりのプレイボーイでした。大学に入ったら遊ぼうと確信犯的に高校では誰とも付き合わず、ただ勉強だけしてたんです。そうして猛勉強の末、銘柄大学にも合格しました。でも、確信犯的にユルい女が集まると蛍雪時代の2ちゃんねるで噂されていたある大学の心理学科に入りました。実際には噂以上で、女だらけの学科で大体月1のペースで女を喰っていたように思います。語弊を恐れずに言えば、「そのまま勝手にAV発売!」シリーズのケンちゃんを地でイク感じでした。大手ハウスメーカーに営業職で就職してからは一転して女遊びは辞めました。普通の女を抱くことに飽きたからです。会社で一番イイ女と結婚するという野望を抱き、その野望を実現するため、虎視眈々とその時を狙い仕事に没頭しました。ただ、季節に一回位は新規でセックスをすることにしていました。でもそれは、伝家の宝刀「さっき君が飲んだお酒に媚薬を入れちゃった。ゴメン!」の切れ味を確かめるためで、女遊びのクセが抜けきれなかったというような訳ではありません。そして、入社5年目の春にその時の時が来たんです。小林麻央のミニチュア版みたいな女性が入社して来て、私は一目見てその女性を終の住処にしようと決めました。18から磨いて来た話術を総動員して何とかデートに漕ぎ着けましたが、伝家の宝刀は抜きませんでした。彼女にその経験がないと分かったからです。その後は順調に中学生のような交際を重ね、それは私にとってとても新鮮なものでした。しかし、その幸福は意外な結末を迎えます。結婚式を終えたハネムーンの夜に露呈したんです。彼女は不感症でした。現在結婚三年目で子供もいます。でも、もう限界です。会社の人からは嫉妬の的であるがゆえに、結婚生活は地獄です。不感症の妻とのセックスが私に与える徒労感は筆舌に尽くしがたいものがあります。心理学科の同級生は軒並みエロくてみんなすぐイってたのに、運命の女性はイかなくてしかも不感症なんて皮肉にも程があります。小林麻央が癌だったというニュースが流れたとき、不謹慎ですが妻も癌だったらいいのにと思ってしまいました。私は罪人です。それを承知で相談します。妻とはもう別れたいです。どうすればいいでしょうか?

相談者:営業職会社員(29歳)
妻:主婦(25歳)
子供:娘(2歳)


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オレも自称不感症だって言う女を抱いたことがある。初めはうんともすんとも言わなかった。しかも、オレの脇が臭いとヌかしやがったんだ。オレは確かに腋臭だが、それを面と向かって言われたのは初めてだった。そのあと、オレがどうしたか知ってるか?教えてやる。そいつの髪をひっつかんでオレの脇に押し当てた。「ヤメて、臭い臭い!」と女は酷くもがいたよ。だが同時に、凄くいい表情をしていた。オレはそれをみて昂まっちまった。だからもう一度突っ込んだ訳なんだが、その女は臭い臭いと言いながらイったんだよ。オレもびっくりしたが、その女はもっとびっくりしていた。その後は言わずもがなだが、その女はオレの脇を嗅いで初めて感じるようになったんだ。オイオイ、勘違いするなよ。何もオレはお前の妻に脇の臭いを嗅がせろと言っている訳じゃない。不感症だって、決め付けているお前の態度に問題があると言ってるんだ。女の性にも当然歴史ってのがある。それに一花咲かせてやるのが誰でもない夫であるお前の役目じゃないのか?また手紙をくれ。吉報を待ってるぜ。


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性交不能は離婚原因の一つとされていますが、このことが離婚原因となった判例は驚くべきことに平成では少なく、寧ろ昭和の古い判例に多いです。セックスがあまりにプライベートなものであるために裁判での立証は非常に困難であることは今も昔も変わりませんが、核家族化で家制度が崩壊したこともセックスのプライベート化に拍車を掛けているように思われます。諸説あるでしょうが、欧米の離婚率が高いのは夫婦間でのセックスライフを重く考えているためという見解があります。他方で日本は不貞をした者に社会的な制裁を施す文化は日増しに醸成されているのに、裁判で夫婦間のセックスを語るのは日増しに不謹慎となっているという状況にあります。相談者の妻の場合、性的不能であるとは到底言えませんから性格の不一致同様に離婚事由は認められません。逆に、相談者が昔取った杵柄で会社の同僚に手をつければ、嫉妬が逆流して激しい弾劾が待ち受けているのは火を見るより明らかなことでもありますし、そのこと自体が列記とした離婚事由となります。結論としては、調停を含めた裁判外での交渉で離婚するか、有責配偶者にならないように別居期間を稼いで離婚する他に道はないでしょう。詳しくはお近くの弁護士にご相談下さい。

【男の離婚相談】歯の矯正を皮切りに妻が美に取り憑かれてしまいました。もうこの生活に耐えられません…。

妻が突然歯の矯正をしたいと言って来たのは昨年の春のことでした。私は長年見て来たその八重歯が好きだったのですが、妻はそれがコンプレックスだったらしく、30歳になった記念に矯正を始めたいと言い出したのです。私も30歳になる時に包茎手術をしたこともあって「好きにしたらいいよ。」と快く費用を出したんです。確かに歯は綺麗になって妻は大喜び、私も当初は「よかったね。」と喜んでいたんです。しかし、それからというもの妻は何かに取り憑かれたように美に執着して行きます。朝、子供を幼稚園に送りに行くとまず皮切りに美顔ローラー、掃除機はパックをしているので上を向きながら掛ける始末、暇さえあれば自撮り棒でファッションモデルがするような中途半端な表情のショットを研究しています。まるで何かの妖怪のようです。夜は子供を強制的に寝かしつけて、1ℓの炭酸水を飲みながら一時間近い半身浴。それだけならいいのですが、エストロゲンを出したいという理由でほぼ毎晩セックスをさせられるのです。私はもう40歳の足音が聞こえており毎晩は無理だというのですが、鬼のような形相で怒鳴り立てるので仕方がなく腰を振り続けています。ところが、先日のことです。今度は瞼を整形したいからお金を出して欲しいと妻が言って来ました。私は子供を私立の小学校に入れたいと考えていたのもあり「そんな金は出せない。」と断りました。そしたら「じゃあいいわ。自分で稼ぐから。」と言うので、「パートで働いたって幾らもならない。」と私が言うと「エストロゲンも出せてお金も貰えるなんてそんないい話ってあるかしら?」と呟いたのです。私はその夜全くダメで、当然鬼のように妻に罵られました。父親に相談すると「だから高卒の女はダメなんだ。別れてしまいなさい。」と言います。俳優を目指し東京に出て来て20年近く。私もこの生活には疲れました。もう離婚したいのですが、子供とは絶対に別れたくありません。子供を愛してるんです。どうしたらいいでしょうか?

相談者:38歳・食品会社勤務

妻:31歳・主婦

子供:5歳の長男・幼稚園児


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オレは17で酒の味を覚えて以来、色んな酒を飲み歩いた。そして30半ばで世界一の酒を見つけた。そいつがどんな酒か分かるか?それは他でもない、必死で働いた後の酒だ。お前は会社から帰って来ても普通の男達のようにそれで一日が終わる訳ではない。ベットだか布団だか知らないが、もうひと仕事が待っている。生まれた場所を離れ、夢からも遠く逸れ、もう40の足音を聞いている。そろそろ次の人生を選択したい。そんな気持ちが分からないほどオレは野暮じゃない。だけどな、仕事なんて楽しいだけじゃないだろ。子供を愛してるとお前は言った。生半可に愛を語んじゃねぇ。まず、自分に与えられた仕事を必死にやることだ。必死に働いて、そいつを飲んでくれ。お前にはその権利がある。オレが言うんだから間違いない。お前は頑張っている。だから、言うんだ。普通に生きてる男が決して飲むことの出来ない。そうさ友よ、世界一の酒を飲んでくれ。


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相談者の場合、今離婚してしまうとお子さんと会えなくなってしまう可能性があります。お子さんがまだ小学校に入る前で主たる監護者(主に子を養育してきた人)が妻側であった場合、男性側の親権争いはかなりリアルな様相を呈します。イクメンという言葉が何だか分からなくなるくらい育児に積極参加し、監護の実績を積むのが第一です。最低でもお子さんが小学校に入学し、友達や先生、地域社会等の環境に慣れるまでは今の生活を続けることが最善ではないかと思います。因みに、親権監護権財産管理権に分けられます。そして、監護権争いは親権争いの前哨戦です。通常、監護権があるものに親権が認められるため、無闇に戦いを仕掛けて敗北すると親権を獲得する望みが前倒しで消滅してしまうのです。決して独断では動かず、お近くの弁護士にご相談することをお勧めいたします。

【男の離婚相談】田舎の動物園でヤンキーに絡まれました。ボクは喧嘩を買わなければならなかったのでしょうか?

今年のゴールデンウィークの話です。私なりの家族サービスをしようと思い、妻には家で休んで貰い、小学生になる二人の子供と田舎の動物園に行ったんです。インターを降りた時から、東京では見たことのないヤン車が目につくようになり、不穏な空気は感じていました。何事もなく動物を見て、子供達は大はしゃぎ。父親として満足した1日になるはずでした。夕方、高速に乗る前に子供達のジュースを買おうと自動販売機に行ってジュースを二本買った瞬間です。ジュースを取ろうと腰を屈めたボクの目の前にナイフが飛び込んで来ました。恐る恐るナイフの持ち主を見ると昭和からタイムスリップしたようなヤンキー二人がボクの方を見てニヤニヤ笑っていたんです。そのまま近くの公衆便所まで連れて行かれ「オッさん、金持ってる?」の典型的なセリフとともに財布に入っていた3万円を差し出す羽目になりました。家に帰り子供達が寝静まった後、その出来事を妻に話したんです。そしたら、妻から衝撃的な「呆れたわ。」の一言。この日を境に夜の生活がぎこちなくなってしまい、次第にセックスを拒否されるようになってしまいました。以前より小綺麗にし、ブランド物の洋服を買ったりして努力はしているんですが、妻とセックスをする兆しは見えません。確かに死ぬほど怖かったです。でも車の中に子供を残しており、家族を守るためでもありました。妻が一体何を考えているのか分からないんです。じゃあ、ボクは喧嘩を買えばよかったのでしょうか?どうすればよかったのか分からずいつもその時のことを考えてしまいます。

相談者:32歳・東京都在住の会社員

家族:妻27歳・子供二人(長女10歳、次女7歳)

 


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小説の取材でテルアビブに行った時の話だ。スミス&ウェッソンの45口径ガバメントモデル、こいつの撃鉄(ハンマー)を頭の後ろでカチリとやられたことがある。その時は幸運にも友人のシャヒーンに助けられたが、さすがのオレも相手のケツの一つや二つ舐めようかと思った。脳ミソをそこらじゅうに撒き散らかすよりもよっぽどマシだからだ。このように世界中にはがゴロゴロ転がっている。平和な日本じゃそんな場面には出くわさない。せいぜい不良少年に金を巻き上げられるのが関の山だろう。今回お前は災難に遭ったと考えているようだが、オレの考えは少し違っている。このオメデタイ日本で少しでも死を感じることができた。3万円は安い授業料だ。お前が犯したミステイクは金を巻き上げれらたことを妻に告白したことだろう。そもそもお前は妻をセックスが出来て相談もできる若い母親だと思っているが実際はそうではない。だ。法治国家のぬるま湯に浸ってブタのようになった男に欲情する女がどこにいる?本当の意味で妻をもう一度抱きたいならDCブランドに身を包むよりエキサイティングに生きることだ。そうすれば今度は欲情した妻の方がお前を求めてくるだろう!


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性交渉拒否は離婚原因のいわゆる5号事由(民法770条)に該当し、認められる慰謝料も意外にも不貞行為と概ね同額となる100万円〜300万円になるのが相場です。裁判例は大体月1回セックスしていればセックスレスとはならないとしているようです。このセックスレスが配偶者の一方が他方を求めているのにこれを拒否することによって生じた場合に性交渉拒否となります。もっとも、裁判所が性交渉拒否に厳しいとはいえ、一度や二度拒否した場合にまで性交渉拒否になる訳ではありません。結局は不法行為(民法709条・同710条)に基づく慰謝料として認められる訳ですから、拒否に正当な自由がないことを前提にその拒否時の言動、態様等が他方配偶者に精神的な苦痛を与えるものでなければならないのは言うまでもないことです。夫婦は精神的な結び付きであるのは元より、肉体的な結合体であることが日本の法律により認められていることは案外知れられていないことです。夫婦にセックスをする義務があるというとき、その義務は法的義務を意味するものとなります。何だか逆にセックスレスになってしまいそうな話です。とはいえ、相談者は離婚は望んでいませんので、以上は単なる予備知識となります。まずは弁護士ではなく、夫婦カウンセラーに相談することをお勧めします。

【男の離婚相談】ヨーカドーの下着売り場の女性に一目惚れしました。でも彼女は既婚者で子供もいます。プラトニックラブなら不貞行為にはならないですよね?

外廻りをしていた時にパンツに穴が空いていたのに気付いて、近くのヨーカドーの二階にある下着売り場に行ったんです。白いグンゼの三枚組をレジに持って行くと、そこにはヨーカドーには似つかわしくない可愛らしい女性がレジに立っていました。私は慌てて一枚千五百円くらいするBODYWILDを手に取り再びレジに行くと、その女性は「こっちの方がお似合いですよ。」と言って微笑みました。私はその時、まるで雷を打たれたような衝撃を感じたんです。それからというもの毎週水曜日になると彼女がいるレジにパンツを買いに行くようになりました。大人のルールとして気持ち悪がられていたら止めようと思ってはいましたが、彼女は「また来たんですか?」と言いつつ「これも似合うと思いますよ。」とさらに柔和に微笑み、とても気持ち悪がられているようには思えませんでした。もうかれこれ3ヶ月になり「幸福の黄色いハンカチ」の高倉健と倍賞美津子さながらの関係を築けたと確信しつつ、次第に彼女との人生を考えるようになりました。ただ先月の水曜にレジにいない日があって、パートのおばちゃんにさり気なく彼女のことを尋ねると「お子さんが熱を出したんですって。ダメよ、人妻を誘惑しちゃ。」と言われました。彼女は結婚して子供もいるようです。だけど、私は真剣に彼女との人生を考えています。最近音楽を聴くようになりました。よく聴くフレーズで「自分の気持ちに正直に」と言うものがあります。いい大人が自分の気持ちに正直に生きることはもう許されないことなのは分かっています。だから、大人のルールとして肉体関係なんてなくてもいい。彼女が私との生活を真剣に考えてくれるその日までそれでもいいってそう思ってるんです。肉体関係のないプラトニックな関係なら不貞行為にはならないですよね?

相談者:男性(37歳)バツイチ、子供一人(男・中学2年生)


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古来から一盗二婢とか言われるが、その気持ちが分からないと言ったらオレは嘘付きになってしまう。さっきふと思い出したのだが「結婚して子供が出来て、家を建てたら男はおしまいだ。」と母親がよく言っていた。女が口癖のように言う台詞は大体正しくて反論することが出来ない。結婚して子供が出来て、しかも家も建ててしまって出世の見込みもないと来れば、後は人妻とオマンコすることしか愉しみがないと言うのも頷けるハナシだ。だが、オレは人妻を誘惑するのがキライだ。そもそも欲情はモラルから逸脱した瞬間に誕生するもので、人妻を誘惑することと制服を着た女に欲情するというのは赤と青の帽子を被った双子の兄弟のようなものである。人類が深く悲しみながら農耕社会を樹立した正にその時、欲情はこの世に生まれて来た。ここまで言ってなんだが、オレが人妻を誘惑するのがキライな理由はそんな大仰なものではない。目の前の人妻の後ろにはその一人の女を養うためにツマラナイ人生を強いられている一人の男がいると思うとゲンナリしてしまうのだ。ただでさえ最近もう勃たないのに更に勃たなくなる。そう言えばオレの母親は同級生の母親より確実に老けていた。だけどオレの母親が同級生の母親より若くなくて心底よかったと思っている。自分の母親が友達の母親より若くてそんでもって父親とは違う男に誘惑されてその男とオマンコすることに少年時代のオレはきっと耐えられなかったと思うからだ。自分の父親とオマンコすることにも正直言って耐えられなかったのに自分の父親以外の男と自分の母親がオマンコするなんて考えただけでゾッとする。ひょっとしたら、オレは人妻を誘惑することが嫌いなのではなく、ただのマザコンなのかもしれない。なんだか疲れて来た。もう止めよう。みなさんは、どうぞご自由に。


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プラトニックラブ(Platonic love)とは肉体的な欲求を離れた精神的な愛のことです。他方で、民法709条の不法行為責任の発生原因となる不貞行為とは「配偶者のある者が、その自由意志に基づいて配偶者以外の異性と性的関係を持つこと」を言います。配偶者が異性と食事やドライブなどをしたり、メールのやりとりや、或いはキスをしてもセックスの事実がなければ法律上の不貞行為には該当しません。よって、相談者の人生設計は現時点では不貞行為に当たらず、不法行為責任発生の可能性もないとも思えます。

しかし、もし仮に旦那さんに訴えられた場合、裁判所では経験則というルールが適用されます。経験則とは、「経験から得られる事物の性状や因果関係についての知識や法則」を言いますが、簡単に言えば「普通に考えたらそうなりません?」ということです。かかる経験則違反は控訴事由になりますので自由に心証を形成して良いとされる裁判官も必然的に慎重にならざるを得ないのです。例えば、ラブホテルに入ったが何もしなかった、或いは単に自慰行為を見せ合っていただけで「私達はプラトニックな関係です。」という主張を貴方がしたとします。仮にそれが事実であったとして、更にそれが事実であったことを証人尋問を経て裁判官自身が内心信じてくれたとしても、実際下される判決は不貞行為があったことを前提にされるでしょう。なぜなら、ラブホテルは通常セックスをするための場所で「何にもしなかった。」或いは「単に自慰行為を見せ合っていた。」ということは通常有り得ないからです。裁判所にも実社会と同じように経験則という大人のルールがあるという訳ですね。

因みに、「一盗二婢」はその先があり、「三妾四妓五妻」と続きます。男にとって愉しいことは何よりも人妻を盗むことであり、逆に妻とのセックスはつまらないという日本古来からある成句です。

【男の離婚相談】人間としての自由を奪われました。何の罪も犯してないのに、何かの罰を受けてるようです。

妻とは社内恋愛を経て結婚しました。バツ1の子持ちだった妻は当初はアルバイトで入ってきたのですが、真面目な働きぶりが評価され異例の扱いで正社員となりました。結婚する前はとても優しかったんです。これは落とせないだろうなと言う領収書も「今回だけですよ。」と言いながら受け取ってくれたりもして、今思えば妻の術中に嵌っていたのかも知れません。異変に気付いたのは結婚してちょうど1ヶ月が経った頃でした。結婚式のために貯めていたお金が余ったので学生の頃から欲しかったDUCATIを買って、マンションの駐車場でバイクいじりを愉しんでいたときのことです。ふと見上げると7階の窓から妻が私を見てたんです。目が合ったので手を振ろうとしたら、妻は黙ってカーテンの向こうに消えて行きました。その夜、妻から家計を管理させて欲しいと言われました。「いいよ。」と言ったのが運の尽きで、その日を境に私は金銭の自由を奪われました。3 万円と小遣帳を手渡され、全ての使途にレシートを求められたのです。毎月末に妻がそれをチェックするんですが、商業高校を出ているせいかそのチェックはもはや監査に近く、一円単位の誤差も許しません。けたたましい音を立てて電卓を鳴らし、「バランスが合わないわ。どうしてなの!」とヒステリックに私を責め立てるのです。結婚して今月で1年になりますが、自動販売機で缶コーヒーを買うのも動悸がするようになってしまいました。母親に相談すると「だから言ったでしょ?あんなコブ付き女とは別れてしまいなさい。」と平気な顔で言います。だけど、縁組した小学一年生の娘は可愛いですし、もうすぐ私との子供も生まれる予定です。ボクさえ我慢すればいい話なのでしょうか?

相談者:29歳・会社員

妻:35歳・主婦

結婚歴:1年・長女(6歳)


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女といふものは幸福になるといふことが約束されていると信じ切って生まれて来ていますから、少しでも不幸なことを見つけると金切り声を挙げて怒り出す生き物なのであります。一方、男は自ら絶望的に不幸になるようなどうしようもない酔狂を演じて嬉々とする滑稽な生き物です。結婚などはまさしくその類であって、言ってみれば、酔狂の産物であるやも知れません。


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家庭裁判所で利用出来る調停に婚姻費用分担請求調停というものがあります。この調停は民法760条の婚姻費用分担義務を根拠に相互に義務者と権利者が同一水準の生活を維持しあう関係、すなわち、夫婦が一杯の粥をも分けて食べ合う関係を維持実現するために裁判所内で話し合いをするというものです。当該調停は通常は社会的弱者と目される女性がその生活を維持するために利用されるものですが、上記本質からして妻による金銭管理が常軌を逸した場合にこれを利用できない理由はありません。印紙代1、200円切手代1、000円で弁護士を付けずに御自身で利用できます。

不貞と同列に置かれる離婚原因として借金があります。小遣いを使い果たし、消費者金融から借金をするようになれば、夫婦関係がヒビが入ることは目に見えています。まだまだ結婚して1年で先は長いです。勇気を出して話し合いの場を設け、お小遣いという名の婚姻費用の適切な管理方法を再検討して貰うよう交渉してみて下さい。それでもダメな時は、個人的には母親に相談するのではなく、上記調停を利用することをお勧め致します。